(2) 現在、スプリントごとに完成できるアクティビティを洗い出す
「現状の状況と能力を考えると、スプリントごとに完成できるアクティビティはどれか?」
重要な質問「現状の状況と能力を考えると、スプリントごとに完成できるアクティビティはどれか?」
この回答が 最初の Done の定義 になる
完成できるアクティビティが少ない場合、「弱い」 Done の定義と呼び、出荷可能にほとんど同じであれば「強い」Done の定義と呼ぶ
Done の定義は出荷可能から選択(e.g. 付箋をグルーピングする, 一部のアクティビティに下線を引く)して作成する
https://scrapbox.io/files/649bcd2362f8b6001b7ed996.png
Done の定義と潜在的に出荷可能の差分を Undone ワーク と呼ぶ
スプリントは Done の定義に従って計画されるので、 Undone ワークは計画から除外されている
Done の定義と関連する用語
Done の数式
code: Doneの数式
出荷可能 = Done の定義 + Undone ワーク
スプリントでの作業 = プロダクトバックログアイテム * Done の定義
出荷可能
最終的な顧客にプロダクトを届けるまでに、実行されていなければならない全てのアクティビティのリスト
このアクティビティのリストはチームのスキルや組織構造に依存せず、プロダクトのみに依存する
Done の定義
チーム、プロダクトオーナー、マネージャー間で合意された、スプリント中に実行されるアクティビティのこと(リスト)
Done の定義と出荷可能が同じ場合は「完璧な Done の定義」と呼ぶ
Undone ワーク
Done の定義と出荷可能との差分のこと(Done の定義が完璧であれば Undone ワークは存在しない)
Undone ワークが存在する場合、組織は以下を決定しなければならない
どのように Undone ワークを扱うのか
将来的に Undone ワークを少なくするにはどのように改善したら良いか
まだ完成していない、または終わっていないアイテム
「まだ完成していない」は開始したがスプリント中に「完成」てきなかったバックログアイテムのこと
Undone ワークと混同されることがあるが、実際には Undone ワークの計画すらされない
部分的に完成しても終わらなかったアイテムがある場合は、チームはこれを問題として捉え、レトロスペクティブで改善アクションを検討するべきである
開始できなかったアイテム
スプリント中に計画されたが、開始されなかったプロダクトバックログアイテムは、プロダクトバックログに戻す
チームは理由を見つけ出し、レトロスペクティブで議論すべき